熱中症とは、体の中と外の"あつさ"によって引き起こされる体調不良のことです。専門的には
「暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応より生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態」
と定義づけられています。
熱中症は、複数の症状が一度に併発したり、関連しあったりして発症することがあり、きわめて複雑な症状です。 また、軽い症状だと思って我慢していると、重い症状へ急速に進行することがあり、油断を許しません。
医学的には、暑熱障害・熱症として、以下の3つの分類されています。
熱中症を症状によって分類すると、3つのタイプに分かれます。これは診療の際、軽症・中症・重症を判別する医学的な分類です。危険度の指標として以下に紹介しましょう。
T度 |
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軽症度 |
四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣 |
U度 |
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中等度 |
めまい感、疲労感、虚脱感、頭重感(頭痛)、失神、吐き気、嘔吐などの複数の症例の併発 |
V度 |
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重傷度 |
意識障害、おかしな言動や行動、過呼吸、ショック症状など |
日本体育協会が平成5年に「熱中症予防の原則」8ヶ条を発表しています。
とにかく大事なことは「無理をしない」「体調管理」の二つにつきます。
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